フィリピンでの寄付活動

表題に(1)としたのは、おそらく書き足りないことが出てくるだろうということで。

フィリピンで寄付をしたい、恵まれない子供になにか役に立つことをしたいという人は、昔からいる。
ではどのようにしたら良いのだろうか。

日本で、現金での寄付は、よほど相手を知らない限りやめたほうがいい。
(これはフィリピンでも同じことが言える)

活動を行う前に、自分がどれだけのサイズで、なにが行えるのかを確認しよう。

日本側は・・・
1.自分ひとりでやるのか?
2.数人で行うのか?
3.会社組織、団体で行うのか?

フィリピン側は・・・
1.誰も知らないに等しいのか?
(フェイスブックで知り合った程度は、友人知人とはいえない)
2.現地でコーディネーターを雇うカネはあるのか?
(日本人でもフィリピン人でも良いが、財布を預けて戻ってくるくらいでなければならない)
3.団体相手の場合信用できるのか?
(写真や動画、ホームページにだまされてはいけない)

前回の相談は、日本側1. フィリピン側2.であった。この場合だと、
1.支援量は極小
2.活動範囲は広く、機動力がある
日本側は、多少なりとも海外を知っているということだったので、ビサヤ地方を選択した。
現地コーディネートは、不肖、私がさせていただいた。
(このブログの読者が希望しても、コーディネートは行いません。ご了承ください)
さて、寄付といってもなにがいいのだろう?日本側は、ああだこうだと思い悩むが、現地ではそんなこと考えてない。
だから、「これが役に立つだろう」なんて想像して、現地の人が笑顔!みたいな妄想はしていい。それは寄付者の特権だから。
ただ、実際はそうはならないこともある、ということだ。
寄付品をうっぱらってカネにすることで頭がいっぱい、くらいに思っていればいい。

その程度でショックを受けているようでは、海外ボランティア活動なんて出来やしない。
別にフィリピンに限らず、そんなことはよくあるのだ。
それよりも大事なことは、品物の多さによって、準備も違うし人員もいる、つまりカネがいるということだ。
ここでは中規模寄付について紹介しよう。

おおよそバリックバヤンボックスが5箱以上になると、中規模といえるだろう。
事前準備として、現地のバランガイに軽く話をしておくこと。役所から警察をひとり派遣してもらうと手間がはぶける。

必要なものは以下の通りである。

1.テントと、でかいテーブルとイス
これは寄付を行っている目印であり、雨で寄付品をぬらさない、日差しでスタッフが倒れない、寄付者と貧困者をさえぎる壁、という意味で必須である。フィリピンの場合、バランガイに事前に話を通しておけば、だいたい政治家が準備してくれる。

2.太いマジック数本
これをわざわざ書いたのは、これほど役に立つものはないからだ。
なにを書くにもマジックが絶対にいる。どんな注意書きにもだ。
そしてなにより大事なこと。
「寄付品を受け取ったヤツの腕に、でっかくシルシを入れること!」
テレビで見ている寄付じゃない。途上国の寄付は、ほとんどの場合力の世界になる。弱いものは寄付品を受け取れず、強いものが何度も受け取る世界が展開されるのだ。それを防ぐ手段のひとつとして、腕にでっかくなにか記号を書く手段は有効だ。

3.武器
決してふざけているわけではない。
ハンドガン一丁あればよい。ガキが調子にのってテントを揺らしたり、女性が将棋倒しになったりした場合、危険な状態になる。それを抑止するのが武器なのだ。銃器の威嚇は、調子にのったガキにはもっとも有効である。
これは日本人の役割ではない。現地の役割である。警官やセキュリティを手配しておくとラクである。これは現金寄付から必要経費として切ってしまってよい。

4.日の丸の旗となにか団体の旗があればソレ
やっぱりこれがないとねぇ、サマにならない!現地で探すのは困難で、日本では簡単に見つかるので持ち込むこと。

そのほか、傘など、細かい品目は省略

かかる費用
1.ワゴン車二台(一台3500P程度で見積もっておけばよい)
2.セキュリティか、銃もっているドライバー一名
3.ボランティア最低4名(1テントにつき4名)
4.終わった後の飲み会
5.テント費用(100P程度)
6.現地スタッフへの謝礼(一人あたり300P程度)

ゴミは一切でないので、終わったら即撤収できる。最後はダンボールまで奪い合いになることが多い。
テントにそのまんまビールを運び込んで、現地で飲み会をすると大変オツである。
これをやると、喜んだ住人がツマミだの酒だの差し入れしてくれるし、寄付した服なんかをさっそく着てくるヤツなんかいて盛り上がる。

たいがい、外人を驚かせたくて、好意で、ヤギだのネコだのヒヨコだのヘビだの持ってきて、食べてみろ大会が始まるので大変盛り上がること間違いなし。さらに住民が好意をもっているので、実に安全に楽しめる。これこそガイドブックでは絶対に味わえない、海外の寄付者ならではの、贅沢であるといえよう。

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