オフショア?ベトナムの何故

せっかくのブログ再開なんで長文失礼。
新たな相談事として、システム開発をフィリピンでやれないかという案件があった。

調べてみると、その業界では、中国ベトナムが主戦場なんだけど、エンジニアの奪い合いになってきて、最近他国も検討せざるを得ないのだという。競合他社が沢山いれば、サービスが均一化するので、値引き合戦にもなりかねないわけだ。世界の都市のエンジニアで、一箇所で日系企業が奪い合いしてりゃそうなるわな。

それにしてもなにを言ってんだ・・?というのが第一印象。そんなビジネスは、フィリピンでは30年前からある、伝統的な商売なのである。PC-9801時代から、トヨタ自動車と一体になってやってますなんていう会社だってあるのだ。フィリピンの得意分野といっていい。完全に、今の世代と、団塊世代とのギャップということになるだろう。おそらくフィリピンでそんなことやっているという情報自体が少ないんじゃないだろうか?団塊の世代は、トゥイート(さえずり)しない。話せば漏れるからだ。そしてマニラには、今若い人が少ない。だから日系で進出している会社は8社しかない。それも半分は機械系工作系だ。ブルーオーシャンだろこれww

ベトナムでやっているなら、まずマレーシアということになるだろう?と思ったら、
なんとなんと日系独立会社は一社もない!
おいおい、なにがグローバルビジネスだ?おかしいだろこれ!
(あったらゴメン)

マレー系の数的能力を生かさない、フィリピンの英語力を活かさない、ベトナムでなければならない理由とはなんだろう?数あるASEAN諸国の中で、わざわざベトナムという選択をしたのはどうしてなのか?とても興味が湧いた。そうするべきだという経営判断をした会社が沢山あるということは、相当の根拠があるのだろう。
それにしたってタイにもぜんぜん無いのは不自然だ。まぁタイだと元請クラスの経済力になってしまうから旨みがないとも言えるが、それだったらカンボジアという選択肢を一社もしていないのはおかしい。事務拠点としてのカンボジアなら有りだし、テストもしている風が無い。電力の安定か?回線の太さか?俺も昔カンボジアに住んでいたころはひどかったけど、今はどうなんだろう?いろいろ教えてもらいたいので、このプロジェクト、ちょっと楽しみにしている。

さてベトナムでSE雇うメリットってなんだ?ぜんぜん思いつかない。機械系SEではなく、バリバリのソフト屋だったら、マニラなんて最適じゃないのか・・・?どうしてまず中国、ベトナムでやろうということになったんだ・・?
時差も二時間ある、渡航は遠い、航空会社の本数は少ない、共産国、VISAもめんどくさい、行政もひどいもんだ。人件費がそれで高騰していたら、ただの劣悪な日本の下請けになりかねないんじゃないか?いい女が沢山いるんだろうか?国民性か?(フィリピンよりはマシっぽいとは思うけど、しょせん人対人だからね)
だいたい字がぜんぜん読めない(笑)あれは専門の勉強しないと無理!タガログ語だって、文章は読めるからね。それが分かってきたからこそ相談に来たんだろうけども。今後こういうの増えそうだな。
ベトナムからフィリピンへ・・・。まったくもって、フィリピンの印象が悪いもんで、そういう選択になったのかな。

業界にはブリッジSEという人がいるらしい。なんだかルーターみたいな肩書きだ。言葉の壁にアナを空けるんだから、ポート解放するって意味だろう。その人たちは世界を渡り歩いているバリバリの人たちなんだろうけど、どうしてインドでもなくフィリピンでもなくインドネシアでもなくベトナムなのか?本心から知りたい。悪い選択ではないと思うが、競合しすぎるということは、人材が流動化しているということの裏返しでもあるからね。アジアでそんなことが起こるってのは、うーーーんどうなんだろう。フィリピンは日本と同じように、『義理人情』が通用する社会だから、そういうことが起こりにくいんだよなぁ。

市場として拠点を眺めるなら、俺ならまずマレーシア、フィリピン、インドあたりを並べる。この商売、人件費を安く抑えるというのが第一前提のようだけども、いい人材なら日本に連れて行ってもいいわけで、単純に下請国というくくりではつまらない。10億リターンがあるなら、1000万出すのは当然なわけで、リスクと言う種銭を減らすのがこのビジネスの本質、となるとただの株主対策になってしまう。ベンチャーならもう少し尖ってもいい。
それにしてもベトナムってなんなんだ。SEのアキハバラみたいな位置づけになっているのか?
経営者は、ASEAN全域を、当然回って経営判断したんだろうけども・・・。シンガポールを二次請にするとか、日本、アジアの先進国という優位よりも、日本企業同士の親和性を重視しているというならつまらない話で、ベトナムで困っているならさっさと本筋に戻ってくればいい話。素直に考えて、オーストラリアだって選択肢に入れていいと思うしね。英語という意味ならニュージーでもいい。

海外のプログラマーフォーラムを覗いていれば、どの国の奴が優秀なのか?自然と理解してくるはずだが・・。
ベトナムに拠点があってグローバル展開するなら、ベトナム人をフィリピンで勤務させればいいとまず思うが、そんな発想をしている会社は一社もないね。ASEAN同士なら相互VISA免除なので、あとは就労資格だけだぜ?ベトナムSEのやる気を、一足飛びに日本行きという安直な答えを出してしまっているから、モチベーションは下がるだろうね。だって行けないんだもん。いつか行かせるって空手形切ってる姿が想像できるもん。海外でハブを形成するとして、じゃあまずどこから発信していくのかという、まぁ経営学の大学院生レベルの議論なんだけども(笑)消去法として、どうしてベトナムなのかという解が無い。東南アジアは、国ごとに閉じた世界だっていう感覚の上で、経営を設計できるコンサルが、日本側に不足しているんじゃないのか。
どうも俺の中で、ベトナムという選択が、ストンと腑に落ちないんだろうな(笑)いいがかりみたいだなこりゃ。
まさか中国の人件費が高騰したからだなんて安直なことはないだろうけども。

でまあ、マニラの日系コーディネート会社を調べてみた。高いのなんの・・・。相談料一時間六千円とか冗談ですか?いや、はっきり書こう。バカだろ。早く潰れてくださいww
儲かってないからこんな金額だすんだろうな。マニラ新聞に広告だして、馬鹿な会社ひっかけてりゃいいよ。

なにが悲しくて、見込み客から一時間六千円取らなきゃならんのだ?わざわざマニラまで足を運んでいる人たちに。VISAの手続き10万円?ふざけるのもいい加減にしろ。お前ら入管でのブローキングパス取ってんのか?
日本語だったらばれないと思うなよ。(他人のVISAを代行するのは管理局のライセンスが必須)
去年から入管は、通報に対して現金を払う制度になった。(日本もやってます)まあーーー相当危ないね。
いわゆるITバカ、海外かぶれ、大丈夫です安全ですという連中は、100%信用しないことにしている。
安全にコストをかけない日本人とは、一切付き合う気はないからね。これはもう俺の哲学となってるし、こっち長い人たちほど臆病に、慎重に、万全に、根回しして、ビジネスの土台を固めるものだ。それが結局近道だと知っているからだ。

一ヶ月に一人、日本人が殺されるのは、世界広しといえどフィリピンだけ。マカティのIT企業は顧問先だが、エージェントやコーディネータがクチには出さない努力しているから。タフなネゴシエーターを味方につけなければ、必ず不幸な事故が起きる。あなた方がお酒をのんだ場所のマネージャーは、全部コーディネータに行動確認報告している。海外ビジネスの汚い部分を見て、それでも楽しめる会社と付き合いたいねぇ・・・。

日系企業は本当に隙がありすぎる。フィリピンでは、イリーガルリクルーティングは簡単に逮捕状が出るということを、『オフショア専門家にお任せ下さい!』はなにも分かっていない。だいたいオフショアって言葉は投資用語で、こっちの言語圏としては使い方間違ってますよという(笑)SSSの手続きひとつもそう。一回失敗すると、全従業員の署名を提出するまでフィリピンから出国できなくなるリスクも知らずに、金をとっている業者が複数いることは恐ろしいことだよ。

あまりにも経験不足。フィリピンでのタフなネゴシエートなど何もやったことがないド素人が、まかせてください大丈夫ですと、フィリピンで自分が大丈夫だったもんだから、その経験を書いているようにしか見えない。
現地コーディネータはなにを考えているのか・・・顧問先のホームページのリーガルチェックくらいしないと、海外でカネ取って、ハンドリングする資格が無い。

コンピュータの言語ってのは英語で、共通言語だって英語だ。スペースキーはスペースキーだ。
ASEANの中で、もっともコンピュータスキルがあると感じているのはインドネシア。実務上、私は彼らから教わることが実に多い。フィリピンもそうだ。ベトナムって・・・・。俺の周りにはいない。
インドネシアなら、おそらく今のベトナムの四分の一でいけるんじゃないか?

フィリピンは、伝統的な日本人社会が確立している国だ。情報も段違いだ。日本のどこからでも直行便がある。忘れ物をして帰国できるのだ。実際俺は一泊二日マニラなんて何回もやっている。ベトナムとの距離は5時間!おいおい実質7時間だろ・・・。飛行機で寝てそのまま出社なんて、そんなことやらせている会社が悪いわ。(フィリピンでもそんなことしないぞ。移動日は移動日計算にしようよ・・・)

東南アジアのIT下請け構造はおもしろい。チームだなんだと言っているが、そういう言葉自体使っている時点で失格だね。じゃあお前の会社日本人と同じ給料払えよチームなら!ということになるよ。気安いベストフレンドなんて、駅前のタクシーほどの感慨もない。それを日本旅行だなんだと夢を見させている会社はもっと罪深い。夢見させて失望させる繰り返しやってたらつまらない。

人ってのはモノじゃなくて、生きて動いていて、そいつの後ろには家族がぶら下がっているんだから、それを理解してもらえる仲間がいればいいってことに、40社ほどサイトをみたけども、どこも触れてないね。
ITってのは世界でもっともぶっちゃけて許される世界なのに、日本企業ってのはどうして鎧を着てしまうのか。
富士通ARROWは廃棄処分にしたという。それはご飯ツブを残したら叱られる、日本人のメンタリティの喪失につながるから、ますます売れなくなるだろう。簡単なことに気づけば、仕事ってとても楽して設けることが出来る。

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